はじめてのシンボリックリンク

2020/08/12

Linux学習中に「シンボリックリンク」という単語を聞いて、
聞き慣れなかったので調べて作成してみるところまでやってみました。

特定のファイルやディレクトリを参照するファイルのこと。
Windowsのショートカットのようなイメージで、デスクトップによく使うアプリのショートカットを置くとすぐに使えて便利なのと同じで、アクセスが容易になるというメリットがある。対象のコピーではなくてアクセス手段。

lnコマンドを使ってファイルへのリンクを作成することができる。
-sオプションを使用する。

ln -s 参照するディレクトリorファイルのパス リンク名

例えば/var/www/html/ypsのシンボリックリンクを作成するとする。
ypsというリンク名で呼べるようにしたい場合コマンドは以下になる。

ln -s /var/www/html/yps yps

作成したファイルを確認すると先頭にlがついており、
また、[リンク名]->[参照するディレクトリorファイルのパス] と表示される。

ls -la yps
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lrwxrwxrwx. 1 centos centos  17  8月 12 22:12 yps -> /var/www/html/yps

次から/var/www/html/ypsディレクトリを参照したい時には

cd yps

とすればokになる。
ちなみに参照なのでypsの場所はもちろん作成したディレクトリ内になる。

cd yps
pwd // /var/www/html/ypsにはならない

ln -nfs 参照するディレクトリorファイルのパス リンク名

-fオプションは強制上書きを行う。
-nオプションはリンク名がディレクトリを指す場合、通常のファイルとして扱うもので、参照先がディレクトリの場合は変更時に必要になる。

以下のコマンドでシンボリックリンクのファイルを削除することができる。

unlink リンク名

あくまでも指定されたファイルを示すものなので、ファイルそのものとは別物で、シンボリックリンクを削除しても元のファイルには影響がない。

これまで深い階層のディレクトリもパスを覚えて移動していたので
これからはシンボリックリンクで楽にいろんな場所を参照できるようになりそうです！